ロシアのなす料理は、向田邦子さんの本がヒントです
●2012年10月玉ノ井カフェで開催した「お題本・なす本1」フェアに出品した本
『向田邦子の手料理』監修と料理製作・向田和子 講談社
1989年六月十日第一刷 1989年八月十二日第四刷発行
●「なすのいため物ロシア風」
・版型は、大型の料理本サイズだが、澤地久枝さん「思いやりの味」に始まって、向田さんのエッセイから抜き書きがあったり、加藤治子さん、黒柳徹子さんなどの談話があったりと、読み物と言っていいですね。多くの向田邦子ファンがいることが納得できる一冊です。「ゆで卵のソース漬け」など、食べてみたい料理が満載ですよ
・なす料理「なすの田舎煮」「なすの蒸し物」「なすのいため物ロシア風」が掲載。
・「なすのいため物ロシア風」のロシア風というのが気になって読んでみると「トロトロになるまでいため煮したものを、レタスやサラダ菜などに包んで食べる。葉っぱに包む食べ方を思いついたのは、お母さんのせいさん。
「生野菜は苦手なんですけどね、こうすると不思議にスルスルと入るんですよねぇ」 パンにのせてもおいしい。何ゆえロシアだかは、今だ不明。」とある。
ロシア風が気になる。トマトケチャップとスープストックで煮込むからなのか?
この本がきっかけで、調べていくと「なすのイクラ」という料理にいきあたった。
向田さんのお母さん、せいさんは、どこでこの料理に出会ったのでしょうかね
この本は、売れてしまいました。何方か、6月の「お題本・なす本2」までに探書してください。私も探してみます
●「プアマンのための 紫キャビアのカナペ」
掲載「なす本」
『こぐれひでこ の まあるい ごはん』流行通信社 1987年12月、1刷
1988年11月、2刷。古書店で購入した覚えがあるが、どこだったか-----。
・これは「貧乏人のキャビア」と呼ばれている「なすのイクラ」と同じですよね
皆さん、気になる料理なんですね。
<作り方>
なす3コを焼く。にんにく1カケ、ブルーチーズ3cm角位、パセリ2枝位、をすべてみじん切りにする。混ぜ合わせる。
パンにのせたら、キャビア風のカナッペになった!
と記載あり
・この他に、なす料理の記載たくさんあります
「プディング・ムサカ(なすとひき肉の重ね焼き)」
「なすコンディータ(イタリア風ソテー)」
「パンによく合う野菜のトマト煮・ラタトゥイユ」(なすが入る)
「タイ風ソースで食べる蒸しなすサラダ、ごまガピ添え」
(ごまガピ=アンチョビ1缶みじん切り、ごまペースト大さじ3、あさつき小口切り。味見をしながらよくまぜあわせる、塩辛い位の味がいい。皮をむいたなすを10分位蒸して、ごまガピをつけて食べる)
「エンツァイの香り、なすと豚ひき香草風味」
「なす入りみそハンバーグ」
・ムサカは「世界になす料理」レシピに入れたいなと思っているが。
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